陸山会の収支報告書、記載と違う出入り27億円(読売新聞)

 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件では、政治資金収支報告書の記載とは異なる同会の資金移動の実態が次々に明らかになっている。

 その総額は2004〜07年で約27億6400万円。虚偽の記載については、収支報告書を訂正するのが望ましいが、同会の場合、訂正は複数年にまたがるほか、同会と資金をやりとりした関連政治団体の報告書も直さなければならず、容易ではないのが実情だ。

 ◆04年◆

 同会は04年10月、今回の事件の発端となった東京都世田谷区深沢の土地を購入。同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)はその際、小沢氏が用意した現金4億円を同会の口座に入金するなどし、土地代金など約3億5200万円の支払いに充てたが、4億円の収入も土地代金などの支出も同会の04年分の収支報告書に記載しなかった。

 石川容疑者は同月、「小沢一郎政経研究会」など小沢氏の三つの関連政治団体から計約1億8000万円を陸山会の口座に入金したが、この資金のやりとりは、同会の報告書にも、三つの関連政治団体の報告書にも記載がなかった。

 ◆05年と07年◆

 石川容疑者の後任の事務担当者だった池田光智容疑者(32)は、土地を05年1月7日に購入したことにして、05年分の収支報告書に土地代金など約3億5200万円の支出を計上。また、実際には寄付を受けていないのに、「小沢一郎政経研究会」など二つの関連政治団体から同月5日に計2億8000万円の寄付を受けたと報告書に記載した。池田容疑者は、収支の帳尻を合わせるためだったことを、東京地検特捜部に認めている。

 同年3〜4月には、石川容疑者らが、土地代金に充てた4億円とは別の4億円を陸山会の口座に入金し、5月に全額を引き出した。また、07年5月頃、同会から4億円が出金され、池田容疑者は、土地代金に充てた4億円の返済として小沢氏に渡した、と供述している。これらもすべて、収支報告書に記載されていない。

 ◆訂正は?◆

 この結果、同会の収支報告書に記載のない出入金は、04年が計約9億3200万円、05年が計8億円、07年が4億円。資金の移動がないのに収入や支出として報告書に記載があったのは、05年の計約6億3200万円で、総額は約27億6400万円に達する。

 総務省は「収支報告書は事実をありのままに記載するもの」としており、同会のような総務省届け出の政治団体が訂正する場合は、同省に届け出る。

 もし、同会が04年分を訂正すると、翌年以降の収入総額などの整合性がとれなくなるほか、関連政治団体の報告書も訂正が必要になってくる。

 また、07年分の同会の収支報告書に書かれた収入総額は約1億8200万円で、同会が訂正で07年の4億円の支出を記載すると、収支がマイナスになってしまう。

 一連の報告書の虚偽記入について、小沢氏はこれまで「単純なミス」との発言を繰り返してきたが、簡単な訂正では済まない可能性が高まっている。

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海底火山 福徳岡ノ場が噴火 4年半ぶり 南硫黄島沖(毎日新聞)

 3日午前7時45分ごろ、南硫黄島(東京都小笠原村)の北北東約5キロにある海底火山「福徳岡ノ場(ふくとくおかのば)」から白煙が立ち上っているのを第3管区海上保安本部(横浜市)の巡視船が見つけた。05年7月以来約4年半ぶりの噴火で、火山活動が活発化している。

 3管によると、現場は東京の南約1300キロ。1904年、14年、86年の3回、海底が隆起して新島を形成したが、いずれも海没した。50年ごろから常に海域が変色しており、昨年12月にも黄緑色に変わったことが確認されていた。【木村健二】

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社民ようやく新体制、福島氏に反発で火種残る(読売新聞)

 社民党は27日夜、国会内で両院議員総会を開き、政審会長に阿部知子衆院議員を留任させ、国会対策委員長には新たに照屋寛徳衆院議員を充てるなどの人事を決めた。

 福島党首への反発などで迷走した新執行部体制はなんとか整ったが、党内には依然、火種がくすぶっている。

 執行部人事は24日の党大会で決まるはずだったが、阿部、照屋両氏が福島氏からの打診を固辞し、宙に浮いていた。福島氏と距離を置く阿部氏は、福島氏の党再建の取り組みを批判していた。沖縄県選出の照屋氏は、米軍普天間飛行場移設問題で「県外・国外移設」を強く求め、実現しない場合には連立離脱も視野に入れるべきだとしており、連立を重視する福島氏を「弱腰だ」と見ていた。

 この日の総会で、福島氏は「党運営への配慮が足りなかった」と、阿部氏ら不満を表明していた議員に謝罪した。そのうえで、「少ない人数だが、気持ちを合わせて力を発揮できるようにやっていきたい」と結束を呼び掛けた。これを受け、阿部、照屋両氏は人事を受け入れたが、阿部氏は「参院選の候補者の擁立が遅れている。このままでは大変なことになる」と福島氏の党運営を批判した。新執行部の任期は、2012年の党大会までの2年間となる。

 総会では、辻元清美国土交通副大臣を新設の「特命常任幹事」とし、三役と同等の権限を与えることも決まった。社民党は、改選3議席の倍増を参院選の目標に掲げており、知名度の高い辻元氏を「党の顔」としてアピールし、参院選での得票につなげる狙いだ。

 人事を巡る混乱の背景には、参院選が近づく中、党勢回復の道筋が見いだせない焦りがある。福島氏に批判的な議員からすれば、「連立を重視する福島氏の党運営では、独自性を発揮するのは難しい」というわけだ。逆に福島氏に近い議員は「連立を離れれば成果が上げられず、ますます苦しくなる」と主張する。

 他党からは「衆参で12人しかいないのに、主導権争いをしている場合か」と冷ややかな声も出ている。

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「ネギが風邪予防に効く」は本当 「A型インフル」感染抑制作用発見(J-CASTニュース)

 「ネギ湯」や「ネギ湿布」に代表されるように、ネギは風邪の予防や鎮静に効くと昔から言われている。これまで科学的根拠はなかったが、最近、ネギ抽出物にA型インフルエンザの感染予防作用があることが、富山大学のマウスを使った研究でわかった。

■高いウイルス増殖抑制作用がある

 西日本有数のネギの生産地である大分県では、各地で周年栽培が盛んに行われている。生鮮品として出荷される一方で、選別の過程で多量の廃棄品が出ている。地元で大手食品メーカーの協力工場を営む佐々木食品工業はネギの有効利用を探るため、富山大学大学院医学薬学研究部生薬学研究室の林利光教授に研究を依頼した。

 実験ではA 型インフルエンザウイルス(H1N1)を鼻から感染させたマウスを使い、感染の1週間前から1週間後までの2週間にわたってネギの熱水抽出物を経口投与するグループAと、何もしないグループBの2つに分けた。

 感染から3日後、肺や気道のウイルス量と、毒素を中和して生体を防御するたんぱく質「抗体」の産生量を測定したところ、ネギの熱水抽出物を投与したマウスに高いウイルス増殖抑制作用があることがわかった。

■抗体が気道と血中で3倍増

 ウイルス量については、ネギを投与したグループAは何もしなかったグループBのおよそ3分の1に抑えられた。肺のウイルス量はAが10万8000 PFU(細胞に感染した目安になる量)/100mgで、Bが32万6000PFU/100mg。気道のウイルス量はAが4640 PFU/0.1mlで、Bが1万6080PFU/0.1mlだった。

 一方、抗体の産生量については、ネギを投与したマウスのほうが増えた。気道などウイルスが感染する粘膜で働く抗体と、血中や気道でウイルスを特異的に中和する抗体ともに、およそ3倍に増加した。

 富山大学の林教授は、

  「感染から3日後に優位な差が出たのは、ネギ抽出物を1週間前から与えていたので、すでに抵抗力ができていたからです。ネギを食べると風邪にかかりにくくなるとか、かかっても軽く済むと言われていますが、ネギには抗体を作る力を整えておく効果があるようです」

と話している。

 この結果を受けて、佐々木食品工業は業務用ネギエキス粉末の販売を始めた。サプリメントやドリンク、飴として2010年中に市場に出回ることを目指している。ちなみに粉末にはネギ特有のにおいや味が残るが、製品化する際に抑えることもできるそうだ。


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亀井金融相、郵政分社化を「酒鬼薔薇事件」になぞらえ小泉批判(スポーツ報知)

 亀井静香金融・郵政担当相(73)が29日午前の記者会見で、郵政事業の分社化の方向性について述べる際、1997年に神戸市で起きた連続児童殺傷事件を連想させるように「純ちゃん(小泉純一郎元首相)は、神戸の少年じゃないけど、切り刻んでさ」と発言した。別の会見でも、27日の参院予算委員会での野党への「うるさい」発言に全く反省の姿勢を見せなかった。

 亀井氏は、記者クラブ向けの会見と、記者クラブに所属しない記者を対象に2回の会見を開いている。今回の発言は、記者クラブ外の会見でのひと幕で、大塚耕平内閣副大臣(50)や複数の金融庁の職員も同席していた。

 郵政民営化を進めた小泉政権を批判する際、「純ちゃん(小泉元首相)がさ、とにかく、もう、神戸の少年じゃないけど、切り刻むのが趣味じゃなかったんだろうけどね、切り刻んでさ」と発言。神戸市で発生した連続児童殺傷事件を念頭においたものとみられる。

 その後も「明治以来の国民的財産ですよね、有機的につながってさ、それが協力しながらやっていった事業体をズタズタに切っちゃったんですよ」と続けた。また右手を刃物に見立て、物を切るようなジェスチャーを数回繰り返した。

 亀井氏はこの日、参院本会議後に取材に応じ「殺傷事件? そんなことは(発言)していない。真意を聞きたい? 誰が? 全然そういう意味で言っているわけじゃない」と説明したが、発言は撤回しなかった。

 記者クラブ向けの会見では、27日の参院予算委員会の答弁中に野党側のやじに「うるさい」と言い返し、議場が紛糾した問題について「うるさいからうるさいと言っただけの話だ」と反省の姿勢は見せなかった。

 「うるさい」発言に関し、平野博文官房長官(60)が28日に陳謝した際も、亀井氏はニヤリと笑ったり、その後の質疑中に大あくび。25日には、民主党の小沢一郎幹事長(67)の資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件について「今の国民は相当数が大脳皮質で冷静に判断する能力をお持ちでない」と、テレビ番組で発言していた。

 ◆神戸連続児童殺傷事件 1997年、神戸市須磨区で当時14歳の少年が2人を死亡させ、3人に重軽傷を負わせた事件。特に同年5月に中学校の正門に切断された少年の頭部が置いてあるのが見つかり、社会に大きな衝撃を与えた。口には紙が挟まっており、「さあゲームの始まりです」などと挑戦的なメッセージが書かれていた。差出人名は「酒鬼薔薇」となっていたことから、「酒鬼薔薇事件」とも呼ばれた。

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