<阪神大震災>288のモニュメントを地図に CDで紹介(毎日新聞)

 阪神大震災(95年)の遺族らでつくるNPO法人「阪神淡路大震災 1・17希望の灯(あか)り」(HANDS)が、被災地に建つ慰霊碑や記念碑を紹介する「震災モニュメントマップ」のCD−ROM化を進めている。3月末までに1000部を作製、希望する全国の小・中学校や自治体に無料配布する予定だ。

 震災モニュメントは、犠牲者を悼み、震災の教訓を伝えるため、被災地に建立されたり、被災の跡をそのまま残すなどしたもの。個人や自治会、学校、企業など建立者はさまざまだが、毎年新たに作られたり、存在が確認されたりしている。

 「モニュメントは被災者の心のよりどころ。次世代へ伝えたい」と震災15年を機にCD化が計画された。国内外で確認された288カ所について、所在地を地図上に記し、写真や建立日、碑の文言、連絡先などを収める。

 神戸市灘区の石屋川公園には、桜の横に「伸也 富子 生きた証」と記した碑がある。震災で長男伸也さん(享年27)と妻富子さん(同25)を亡くした足立悦夫さん、朝子さん夫婦が「生きた証しを」と、2人が暮らしたアパート跡を見渡せる公園に桜を植樹、根元に新婚4カ月で亡くなった2人が寄り添う写真を収めた碑を建てた。春にはモニュメントを巡るウオークの参加者らが花見を開く。

 同市長田区の御蔵北公園には、焼け焦げた電柱が残る。震災で一帯は火の海に。地域は整備されたが、電柱は震災を語り継ごうと住民の提案で残された。ボランティア団体「まち・コミュニケーション」は修学旅行生に、電柱の前で防災の心構えを伝えている。

 HANDS理事の岸本昌市さん(65)は「地震はいつ、どこでも起こる可能性がある。次の災害に備えるきっかけに」と話した。【小川信】

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